ノートン、浦和麗明高校で『ネット・AIリテラシー講座』を開催 サイバー犯罪の脅威と安心安全なAI活用を解説
年末年始を前にサイバー犯罪への警戒強化
警察庁によると、インフラ関連企業へのインターネット上の攻撃が増加するなど、年末年始のサイバー犯罪は増加傾向にある。また、AIの悪用により、使われる文面や画像の判別が困難になっている状況も指摘されている。このような背景から、年末年始を控えた学生のITリテラシー強化とサイバー犯罪への危機意識向上を目的に、ノートンは埼玉県警察サイバー対策課と協力し、今回の授業を実施した。
参照元: 令和7年上半期における サイバー空間をめぐる脅威の情勢等について 警察庁
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R7kami/R07_kami_cyber_jyosei.pdf
2026年のサイバー犯罪予測と対策を解説
授業では、ノートンの広報担当者が登壇し、AIが技術革新をもたらす一方で、悪意あるサイバー犯罪者にとって新たな攻撃手段となっている現状を説明した。
同担当者は、「人による認証の重要性」「AIによる情報の歪み」「共感型詐欺の増加」をテーマに、2026年のサイバー犯罪予測とその対策について解説。さらに、先月の日本国内における個人情報流出の実態や、個人情報を守るための具体的な方法など、最新情報を交えた実用的な講義を行った。
Gen(米国)のイスカンダル・サンチェスローラAIイノベーションディレクターによるオンラインプレゼンテーションでは、「AIがもたらす日常の変化」をテーマに、著名人を使ったディープフェイク動画やロマンス詐欺などの事例が紹介された。AI技術の進歩に伴い、高校生にも身近なオンラインショッピングに潜む脅威について、具体的な実例を交えて解説を行った。
生徒からの活発な意見交換
授業を受けた生徒からは、「普段からネットで目にするAIの進歩がサイバー犯罪につながる可能性を認識できたので、利用するときは気を付けて使わないといけない」「AIの利用にあたってAIだとわかるような明示が必要なのでは」といった声が寄せられた。これらのテーマをめぐり、活発な意見交換が行われたという。
AIの利用が今後避けられないものとなり、生活に不可欠なものとして活用される中で、危険性を認識し、正しいリテラシーをもって利用する必要性を再確認する一日となった。
ノートンの今後の取り組み
ノートンはサイバーセキュリティブランドとして、安心安全なネット環境の実現のため、セキュリティソフトの提供だけでなく、ネットリテラシーの向上を含めた教育や取り組みを拡大している。今後も技術の進歩に伴って多様化する時代において、人々が安全かつ快適にネット環境を使えるよう努めていくとしている。
ソース元
ノートン『ネット・AIリテラシー講座』開催
URL: https://jp.norton.com/
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