エンカレッジ・テクノロジ、特権ID管理ソフト「ESS AdminONE」V1.5を2026年4月より販売開始 パスワードとネットワーク制御で強固なアクセス管理へ
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、次世代型特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」の最新バージョンV1.5を2026年4月より販売開始すると発表しました。本バージョンでは、従来のパスワード管理方式に加え、ネットワークレベルの制御を可能にする「ノード管理方式」を導入し、より強固なアクセス制御を実現します。これにより、内部不正やサイバー攻撃への対策が強化される見込みです。
ESS AdminONEとは
見出し
ESS AdminONEは、コンピューターシステムに対するあらゆる権限を持つ特権IDを適切に管理し、セキュリティ脅威からシステムを守るソフトウェアです。近年、内部不正による権限濫用やランサムウェア攻撃における認証情報奪取など、特権IDの不適切な管理がセキュリティインシデントのリスク要因となっており、その重要性が高まっています。2026年1月末時点で、累計300件のプロジェクトに採用されています。
ESS AdminONE V1.5の強化点
最新バージョンV1.5では、より幅広いシステムへ柔軟に適用可能となるほか、システムの構成に依存しないネットワークレベルの制御で強固なアクセス制御を実現し、さまざまなセキュリティ脅威からシステムを保護することが可能になるといいます。
新たな方式として「ノード管理方式」での特権アクセス管理が可能に
ESS AdminONEはこれまで、特権IDの管理方式として対象システムのパスワードを掌握・管理し、許可されたユーザーが許可された期間のみアクセスができるよう、認証自体を制御する「パスワード管理方式」を採用していました。V1.5ではネットワークレベルの制御でアクセスをコントロールする「ノード管理方式」が可能となり、以下のいずれかの構成をとることによって、「パスワード管理方式」では管理が難しかったシステムや環境においても、特権アクセス管理を実現します。
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ゲートウェイ構成:RDPやSSH通信をAdminONEサーバー経由のみ許可することでネットワーク制御を実現
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貸出ツール構成:「OA Access Control」機能を有効にすることでネットワーク制御を実現
システム構成に依存しないネットワーク制御を可能にする「OA Access Control」機能の提供
V1.5では、ネットワーク制御によるアクセス管理を実現する「OA Access Control」機能を貸出ツール構成において、新たに提供します。この機能は、アクセス元から対象システムへ特権操作を行う際に用いられるRDPやSSHなどのプロトコルに対し、平常時は対象システムへの接続を遮断しアクセスを許可しないよう制御します。正規の手続きを経て利用が許可されたユーザーが対象システムに接続する場合に限り、制御を一時的に解除し、アクセスを可能にする仕組みを提供するといいます。
これにより、従来の「パスワード管理方式」と併用することで、パスワード管理による認証制御と、ネットワークレベルのアクセス制御を組み合わせた、より強固なアクセス管理を実現します。さらに、貸出ツール構成においても、「ノード管理方式」によるアクセス管理が可能になることで、さまざまなシステムや多様な環境における特権アクセス管理が可能になるといいます。
その他の強化点
V1.5では、上記以外にも、Red Hat Enterprise Linux 10/AlmaLinux 10/Rocky Linux 10/Oracle Linux 10などの管理対象システムの新しいバージョンに対応するほか、監査データのCSV出力機能の強化、使い勝手の向上など、各種改善・強化が行われます。
新エディション及び新オプションの販売開始
V1.5のリリースに合わせて、新エディション及び新オプションを新たに販売開始します。
新エディション「ネットワークノードエディション」
ESS AdminONEの従来の要件やシステム規模によって選択できるライトエディション、スタンダードエディション、エンタープライズエディションに加え、新たに「ネットワークノードエディション」を販売開始します。このエディションは、管理対象システムの管理方式として「ノード管理方式」のみを利用可能である一方、提供機能は最上位エディションであるエンタープライズエディションと同じ全機能が利用可能です。価格は中間グレードのスタンダードエディション相当であり、ノード管理方式のみを利用する場合にはコストパフォーマンスが高いとしています。特にゲートウェイ構成での展開を想定している顧客には、最大限のコストパフォーマンスを提供するといいます。
ネットワークノードエディションの販売価格は、永久ライセンス方式で管理対象システム50ノードの場合440万円(年間保守サービス費用が別途発生)、年間ライセンス方式で管理対象システム120ノードの場合年間380万6千円を予定しています。
新オプション「ネットワークアクセス制御オプション」
新バージョンで新たに提供する新機能「OA Access Control」機能を利用するためのオプションです。本オプションは管理対象システムのうち「OA Access Control」を利用するシステムのノード数分の購入が必要です。本機能を利用することで、パスワード保護とネットワーク制御が可能になるほか、必要に応じて多要素認証も追加することで、3つの要素で特権IDを保護し、強固なアクセス管理が可能となるとしています。
ネットワークアクセス制御オプションの販売価格は、永久ライセンス方式で対象システム50ノードの場合150万円、年間ライセンス方式で対象システム120ノードの場合年間128万4千円を予定しています。
販売開始時期と今後の展望
ESS AdminONE V1.5及び新エディション、新オプションの販売開始は2026年4月を予定しています。エンカレッジ・テクノロジでは、今後もより多くの顧客の課題解決を目指し、ESS AdminONEの機能強化に邁進していくとしています。
エンカレッジ・テクノロジについて
エンカレッジ・テクノロジは2002年に創業し、金融、公共、通信などの社会インフラの一端を担う大規模システム運用管理及び運用統制を実現するソフトウェアの開発・販売を手掛けています。システム証跡監査ツールとして15年連続市場シェア1位(※1)を獲得している「ESS REC」をはじめ、同社のソフトウェアは多くの顧客に採用されており、累計採用企業数は800社以上(2025年12月末時点)に上るといいます。
所在地:東京都中央区日本橋浜町3-3-2 トルナーレ日本橋浜町7F
URL:https://www.et-x.jp/
※1 出典:内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2024年度【サイバーセキュリティソリューション市場20版目】デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社及び同社における過去の調査結果
https://mic-r.co.jp/mr/03370/
ソース: エンカレッジ・テクノロジ、 次世代型特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」の 最新バージョンV1.5を2026年4月より販売開始
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