企業動向

日立ソリューションズグループ、セキュリティコンテストに研究・教育機関を初招待 産学連携で次世代人財育成を加速


日立ソリューションズと日立ソリューションズ・クリエイトは、共催するセキュリティ競技コンテストに社外の研究・教育機関チームを初めて招待しました。産学連携による実践的な技術交流を通じ、次世代のセキュリティ人財育成を加速する狙いです。

研究・教育機関が初参加したハッキングスキルコンテスト

日立ソリューションズグループは、2017年から社員の情報セキュリティスキル向上を目的に、二つのセキュリティ競技コンテストを開催してきました。一つは、日常業務に有効なスキルを競う「セキュリティスキルコンテスト」で、もう一つは、セキュリティ技術者を対象にハッキングスキルを競う「ハッキングスキルコンテスト」です。

今回、特に「ハッキングスキルコンテスト」において、外部からの招待が初めて実現しました。具体的には、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から4名1チーム、そして第6回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2025」サイバークエスト部門で優秀な成績を収めた東京都代表の武蔵高等学校と群馬県代表の高崎北高等学校の学生が参加しました。これにより、オープンな学びの場が創出されたと説明されています。

2025年度のコンテスト開催概要は以下の通りです。

  • セキュリティスキルコンテスト

    • チーム戦:200チーム461名が参加

    • 開催期間:11月4日〜21日の約2週間

    • 問題:基本的なITスキルやセキュリティ知識に関する25問を出題

  • ハッキングスキルコンテスト

    • チーム戦:27チーム86名が参加(1チーム最大4名)

    • 開催期間:12月9日

    • 問題:専用ツールを使用し、幅広い知識と実践的なセキュリティスキルが求められる20問を出題

高度化するサイバー攻撃への対応と人財育成

近年、企業や行政、教育機関を問わず、サイバー攻撃は高度化・巧妙化の一途をたどっています。AI技術の普及に伴い、脅威の形態も変化しており、ITシステムの開発・運用に携わる技術者には多岐にわたるセキュリティスキルと実践機会が求められています。

日立ソリューションズは、このような背景から、次世代セキュリティ人財育成の一環として2017年に社内コンテストを開始しました。日立ソリューションズグループ会社や日立製作所、日立システムズなどと連携しながら、継続的に技術者育成を進めてきた経緯があります。2025年度は、外部招待チームの受け入れを通じて、競技レベルの向上とオープンイノベーションにつながる新たな交流を図る取り組みを企画したといいます。

今回の外部機関招待は、日立ソリューションズ・クリエイトの二つの取り組みが基盤となっています。一つは、NICTが提供する実践的サイバー防御演習「CYDER」の運営支援です。もう一つは、「シンギュラリティバトルクエスト」への競技開発者・冠スポンサーとしての参画による、次世代の人財育成支援です。これらの継続的な活動が、組織を越えた人財育成の場の創出につながったとしています。

日立ソリューションズグループのセキュリティ事業と社会貢献

日立ソリューションズグループは、20年以上にわたり、社会を支える重要インフラや多様な企業のセキュリティ対策を支援してきました。情報セキュリティ、制御セキュリティ、クラウドサービス、IoTと多岐にわたる分野で、顧客の課題に合わせたソリューションを提供しています。

ホワイトハッカーを擁するセキュリティエキスパートが高度な知識や技術を活用し、コンサルティングからシステム構築、運用・保守、インシデント対応まで、包括的にサポートしています。2019年には「サイバーセキュリティセンター」を開設し、サイバーセキュリティの調査・研究を通じて、高度化するサイバー攻撃など多様なセキュリティインシデントへの対応力強化を図っています。

同グループは、社内コンテストのほか、小学生への出前授業、大学でのセキュリティ講座、NPO法人と連携した若手女性技術者育成など、セキュリティ人財の育成に継続して取り組んでいます。

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著者紹介:press

press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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