横須賀学院へのランサムウェア攻撃、個人情報流出の範囲拡大
横須賀学院(神奈川県横須賀市)は12月23日、今月初旬に受けたランサムウェア攻撃により、写真・動画に加えて個人情報の一部も流出したことが判明したと発表した。当初は写真・動画のみの流出を公表していたが、調査の結果、被害範囲が拡大していることが明らかになった。同学院は現在、専門機関と連携して監視体制の強化を進めている。
ランサムウェア攻撃による情報流出に関するお詫びとお知らせ(第2報) – 横須賀学院 より引用
写真・動画に続き個人情報も流出
同学院によると、12月初旬に職員からサーバーへの接続障害の報告があり、調査の結果、外部からの不正アクセスを受けていたことが判明した。当初の調査では複数の写真・動画の流出が確認され、12月17日に第1報として公表していた。
その後の詳細調査により、サーバー内に保管されていた写真・動画以外の個人情報についても一部が流出していたことが23日に判明した。同学院は第2報として、被害範囲の拡大を公表した。
流出した可能性のある情報の詳細については特定できていないとしている。現時点で、流出した情報が公開されたり不正に利用されたりするなどの二次被害は確認されていないという。
インターネット遮断し復旧作業
同学院は攻撃確認後、専門機関と連携してインターネットを遮断し、調査と復旧作業に取り組んでいる。サーバーには不正プログラムが実行された痕跡が残されていた。同学院は今回の攻撃をランサムウェアによるものとしている。
教育機関狙うサイバー攻撃が相次ぐ
教育機関を標的としたサイバー攻撃は近年相次いでいる。学校や教育関連機関には児童生徒の個人情報が保管されており、攻撃の標的となるケースが報告されている。
横須賀学院は小学校、中学校、高等学校を運営する総合学院。同学院は攻撃を封じ込めるため、監視体制の強化を進めているとしている。新たな事実が判明した場合は随時報告するとしている。
第一報:ランサムウェア攻撃による情報流出に関するお詫びとお知らせ – 横須賀学院(2025年12月17日)
https://www.yokosukagakuin.ac.jp/news/%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%a0%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%82%a2%e6%94%bb%e6%92%83%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e6%83%85%e5%a0%b1%e6%b5%81%e5%87%ba%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%8a%e8%a9%ab/
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