企業動向

Infinidatが示す2026年ストレージトレンド:AIとサイバーセキュリティが主軸に


2026年のエンタープライズストレージ分野では、AI対応の強化とサイバーセキュリティの重視が最重要トレンドとなる見込みです。Infinidatは、AIへの転換、サイバーセキュリティの進化、CAPEXとOPEXの再考、電力効率化、そしてデータ増加に伴うストレージ統合の5つの主要トレンドを特定しました。

1. AIへの転換:企業の変革を加速するAIアプリケーションとワークロードの継続的な拡大

人工知能(AI)の急速な普及は、エンタープライズストレージインフラストラクチャに多大な影響を及ぼしています。多くの企業がAIを活用した変革を目指しており、AIの導入は2026年においても指数関数的に増加し続ける見込みです。Gartnerは、2026年までに80%を超える企業がAI APIを利用、またはAI対応アプリケーションを導入し、AI技術を試験段階から中核業務での運用に移行させると予測しています。

この「AIトランスフォーメーション」は、AI中心のストレージアーキテクチャへの転換、検索ベースのAIワークロード向け高性能ソリューション、既存インフラストラクチャを活用したAIオーバーレイの必要性を示しています。特に、AIモデルの精度と関連性を向上させる検索拡張生成(RAG)ワークフローデプロイメントアーキテクチャが注目されています。

Infinidatは、RAG AIデプロイメントにおいて重要な役割を担うとしています。同社のInfiniBox®プラットフォームは検索ベースのAIワークロードに最適であり、既存のInfiniBoxおよびInfiniBox™ SSAエンタープライズストレージシステムを基盤としてAIモデルのアウトプットを最適化できるため、専用機器の購入は不要という見解です。

2. サイバーセキュリティの飛躍的進歩:次世代データ保護によるサイバーストレージレジリエンスで、より先見的かつ予防的な保護を

エンタープライズ分野のサイバーセキュリティは、従来の検知と対応に依存した対策から、積極的なサイバー防御と予防を優先する方向へ移行が進んでいます。これは、サイバー攻撃においてAIに基づく脅威が高度化しているためです。PwCの「2026年グローバル・デジタル・トラスト・インサイト調査」によると、世界のビジネスリーダーと技術リーダーの60%がサイバーリスクへの投資を戦略的優先事項のトップ3に挙げる一方、サイバーセキュリティ上の脆弱性に対応できる自信があると回答したのはわずか6%に留まっています。

この状況から、2026年にはエンタープライズサイバーストレージレジリエンスと復旧能力が、企業の包括的なサイバーセキュリティ戦略に組み込まれるべきであるとInfinidatは指摘します。先見的な対策としては、プライマリストレージに組み込まれたサイバー検知機能の活用が、予防的な対策としては、自動化されたサイバー保護機能による改ざんできないデータスナップショットの自動取得が挙げられます。

Infinidatは、InfiniSafe® Automated Cyber Protection(ACP)を業界初のサイバーセキュリティ統合ソリューションとして提供しています。InfiniSafe Cyber Detectionはプライマリストレージプラットフォームに直接組み込まれており、改ざんできないスナップショット技術は本番環境のパフォーマンスに影響を与えないという特徴があります。同社のソリューションは、サイバー攻撃発生後1分以内にプライマリストレージ上のデータを確実に復旧できると保証されています。

3. CAPEXとOPEXの再考:IT予算縮小への継続的な圧力が、エンタープライズストレージにとってのチャンスに

ITはあらゆる企業の根幹をなすものであり、予算は不可欠です。Gartnerは、2025年の世界のIT支出総額が2024年から7.9%増加し5.43兆ドルに達し、2026年には6.08兆ドルに達すると予測しています。これは主にAIインフラストラクチャ、ソフトウェア、デバイスへの大規模投資に牽引されるものです。しかし、2026年においてもITのコスト効率向上と、従来型インフラストラクチャからAIやその他の新技術への予算再配分を求める圧力は高まり続けるでしょう。

エンタープライズストレージは、統合、電力効率の向上、より小さいフォームファクターのハイエンドエンタープライズストレージによる容量確保を通じて、CAPEX(資本支出)とOPEX(運用支出)を削減するうえで極めて重要な要素となります。これにより、ストレージ予算から新たなイノベーションプロジェクトへの資金の再配分が可能となるという見解です。

InfinidatのInfiniBoxハイブリッドソリューションまたはInfiniBox SSAオールフラッシュソリューションは、複数のストレージアレイを単一の高性能ソリューションに置き換えることを目的として導入されるケースが増加しているという報告があります。これにより、初期投資とその後の運用コストが削減され、他のプロジェクトへの予算再配分が可能となります。同社のシステムは多様なワークロードをコスト効率良く処理できるため、異なる種類のアプリケーションを単一プラットフォームに統合する際に理想的であるとしています。

4. ストレージに電力を:電力効率化への要求の高まりがエンタープライズデータインフラストラクチャを再構築

2026年もデータセンターの電力需要は増加を続け、電力要求の高いAIワークロードやAIアプリケーションのために電力源の再配分や確保が新たな義務となるでしょう。451 Researchの調査によると、米国全体でデータセンターは2025年末までに前年よりも22%多い電力を消費する見込みであり、この傾向は2026年も続くと予測されています。2026年には、データセンターのIT機器向け電力需要は米国だけで75.8ギガワットに達すると予測され、2030年までには2024年比で約3倍に増加すると見込まれています。

企業は2026年、データインフラストラクチャおよびその他の分野におけるエネルギー使用量の削減を通じて電力消費を抑制する必要があるでしょう。これには、より電力効率の高いストレージシステムおよび関連技術の採用が求められます。

Infinidatは2025年9月に、InfiniBox SSA G4 F24オールフラッシュファミリーを発表しました。この製品は物理構成を31%小型化して電力効率を向上させ、ペタバイトあたりの電力消費量(PBu)を45%削減したとされています。これにより、電力使用量の低減、冷却剤用化学物質の使用量削減、温室効果ガス排出量の削減を実現し、よりコンパクトな設置面積で28%の容量増加を達成したとしています。

5. データの増加が促すストレージ統合:データ量の爆発的増加が、サイバーセキュリティ、AI、電力効率、CAPEX/OPEX、バックアップを一体化して捉える必要性を浮き彫りに

2026年にはデータの爆発的増加が見込まれます。Statistaによれば、2024年の世界の総データ量は約149ゼタバイトでした。2025年末までに181ゼタバイトを超え、2026年までには230~240ゼタバイトに達すると予測されています。デジタル情報の飛躍的な増加は、ストレージ容量の大規模な拡大を確実に必要とします。この傾向は、AI、サイバーセキュリティ、CAPEX/OPEX、電力使用量という他の4つのストレージトレンドと密接に関連しており、さらにバックアップとデータ保護の必要性も高まるという見解です。

バックアップは通常、アプリケーションやワークロードの種類を問わず、そのパフォーマンスを阻害する可能性があります。バックアップシステムが高速であれば、プライマリのワークロードとアプリケーションへの影響は軽減されます。データの復元が必要となった場合、データは企業の生命線であるため、可能な限り迅速に行われる必要があります。2026年には、より多くの組織が、バックアップリポジトリを瞬時に稼働させる必要性に対応するための措置を講じるでしょう。

Infinidatは、同等なシステムと比較してバックアップ時間と復旧/復元時間が大幅に短いバックアップターゲットプラットフォームを提供していると説明しています。InfiniBoxは100社以上の顧客企業でバックアップターゲットとして採用されており、比類のない実環境アプリケーション性能で認知されています。また、専用のバックアップアプライアンス(PBBA)であるInfiniGuard®もバックアップターゲットとして利用でき、バックアップに最適化された強力な重複排除機能を提供するとしています。

エンタープライズストレージは、電力消費が激しく急速に進化するサイバーワールドにおいて、AIによって加速されたビジネスのスピードに対応するものであるべきであるとInfinidatは結んでいます。

ソース元
Infinidatが見る2026年のストレージトレンド
https://www.infinidat.com/ja/blog/infinidat-storage-trends-2026
Infinidatについて
https://www.infinidat.com/ja

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press プレスリリースを元に、サイバーセキュリティ関連の企業動向を配信しています。情報の正確性についてはソース元をご確認ください。



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