「【MyJCB】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」というメールがフィッシング詐欺か検証


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「【MyJCB】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」というメールがフィッシング詐欺か検証します。

クレジットカードが不正使用されたのでアカウントを凍結した、として再登録を促す内容となっています。

文面は以下の通りです。

example@example.com様,

本メールはJCBカードのご利用にあたっての、大切なご連絡事項です。

あなたのクレジットカード口座が第三者によって使用されていることを検知したので、あなたの口座が資金の安全のために凍結されたのですが、すぐにWEBサービスIDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません

 変更をご WEBサービスよりお申込みください。

■ 変更をご 方法

▼MyJCBログインはこちら

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今後ともJCBカードをご愛用くださいますようお願い申しあげます。

 

■本件に関するお問い合わせ

│株式会社ジェーシービー

│JCBインフォメーションセンター

│東京 0422-76-1700

│大阪 06-6941-1700

│福岡 092-712-4450

│札幌 011-271-1411

|※9:00AM-5:00PM  年中無休

|※電話番号は、お間違いのないようおかけください。

|※一部の電話機で利用できない場合があります。

まずは送信元を調べてみます。

 送信元はmyjcbとなっています。

しかし、送信元メールアドレスやReturn-Pathはmyjcb.jcb.co.jp@dnstosites.ddnsfree[.]comとなっており、実際にはddnsfree[.]comというドメインが用いられています。

このドメインのwhois情報は、

 PERFECT PRIVACY, LLCという名前が出てきます。

これはドメイン登録者の情報を隠すサービスが用いられているということが分かります。

また送信元サーバーは

 となっており、118.27.15.33のIPアドレスを調べると

 日本のGMOインターネットに割り当てられているIPアドレスでした。

次に、リンクの誘導先について調べてみます。

メール本文のソースを確認すると、

 なっており、https://jcb.co.jp.memberonlinesunsuperh[.]xyzへと誘導されることが分かります。

memberonlinesunsuperh[.]xyzのwhois情報を確認してみると、

 レジストラは日本のお名前.comのようです。

さて、誘導先のIPアドレスを調べてみると111.90.150.14(マレーシア)でした。

このIPアドレスはSHINJIRU-MY-AS-AP Shinjiru Technology Sdn Bhdというホスティング会社のものですが、この会社はオフショアホスティング会社です。

このIPの履歴を調べてみると、これまでにマイクロソフトアカウントを窃取するフィッシング詐欺や、今回のMyJCBのフィッシング詐欺に使われてきたIPのようでした。

安全を担保してこのメールで誘導されるURLにアクセスしてみます。

すると、

このように偽のMyJCBログイン画面が現れます。

「【MyJCB】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」というメールはフィッシング詐欺

「【MyJCB】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」というメールはフィッシング詐欺です。

このメールは国内から配信されているようですが、リンクの誘導先はオフショアサーバーで運用される偽サイト、フィッシングサイトです。

このIPではこれまでにもマイクロソフトアカウント窃取のためのフィッシング詐欺や、MyJCBを騙るフィッシング詐欺が行われています。

くれぐれも個人情報等を入力しないよう注意してください。

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