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フューチャー、脆弱性管理の国際会議で「隠れたEOL」の脅威と対策を発表


フューチャー株式会社の専門家が、米国で開催されるサイバーセキュリティのトップカンファレンス「Vulncon 2026」に登壇し、オープンソースソフトウェアに潜む「隠れたEOL」の危険性とその実践的な対処法について発表します。

フューチャー、Vulncon 2026で「隠れたEOL」の脅威を警告

フューチャー株式会社(東京都品川区)は、同社のサイバーセキュリティイノベーショングループに所属する神戸康多シニアアーキテクトと棚井龍之介シニアコンサルタントが、米国アリゾナ州で開催されるサイバーセキュリティ・脆弱性管理分野の国際カンファレンス「Vulncon 2026」に登壇すると発表しました。両氏は、約1万6千件のオープンソースソフトウェア(OSS)分析から明らかになった「隠れたEOL」(End of Life)の脅威と、その実践的な対策について、現地時間2026年4月16日に研究成果を発表する予定です。

「Vulncon」は、サイバーセキュリティの国際標準を推進する非営利団体FIRSTと、脆弱性の共通識別子を管理するCVE Programが共同開催する権威ある国際会議の一つです。脆弱性管理の専門家や政府機関、企業の経営層が一堂に会し、サイバーセキュリティに関する議論を深めます。

ソフトウェアサプライチェーン攻撃の増加とOSSの信頼性

近年、ソフトウェアサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が世界的に増加しています。最近では、CI/CD環境で広く利用される著名なOSSセキュリティツールがサプライチェーン攻撃の標的となり、認証情報が狙われるインシデントも発生しました。このような状況は、多くの開発現場が依存するOSSの信頼性を揺るがすものであり、OSSの依存関係における適切な管理と継続的な監視がこれまで以上に求められていると同社は指摘しています。

「CVEの死角」:約半数のOSSに潜む「隠れたEOL」

フューチャーの発表内容は「The CVE Blind Spot: Defeating “Hidden EOLs” and Repo Jacking with Engineering Triage & Code Diet」(CVEの死角 〜トリアージと「コードダイエット」で打ち勝つ「隠れたEOL」とリポジトリジャッキングの脅威〜)と題されています。

現在の標準的な脆弱性管理は、共通脆弱性識別子CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)の情報に大きく依存しています。しかし、今回の発表では、CVEによる管理の「死角」として、EOLを迎えるOSSコンポーネントの危険性について深く掘り下げるとのことです。

神戸康多シニアアーキテクト

同社が独自に実施した、実稼働環境で利用されている約1万6千件のOSSコンポーネントの分析によると、約10%が公式にEOL状態であり、さらに約50%が開発停滞または実質的なEOL状態であることが判明したといいます。発表では、この「隠れたEOL」の実態を明らかにするとともに、現場に過度な負担をかけずに対応するための、最新の実践的トリアージ手法を実演する予定です。この独自調査については、こちらで詳細を確認できます。

登壇者は、脆弱性スキャンツール「Vuls」の作者でもあるフューチャー株式会社サイバーセキュリティイノベーショングループの神戸康多シニアアーキテクトと、棚井龍之介シニアコンサルタントです。

棚井龍之介シニアコンサルタント

発表日時は米国現地時間2026年4月16日13時15分から14時15分までです。

発表の詳細および「Vulncon 2026」公式サイトは以下のリンクから確認できます。

フューチャーのセキュリティへの取り組み

フューチャーは30年以上にわたり、ITコンサルティング事業を展開しており、セキュリティ専門組織であるサイバーセキュリティイノベーショングループは、企業全体のセキュリティ設計を担うチームとして活動しています。

同グループは、脆弱性管理ソリューション「FutureVuls」をはじめとする多様なセキュリティコンサルティングサービスを提供しています。「FutureVuls」は、無償で公開されている脆弱性スキャンツール「Vuls」のエンタープライズ向け商用版であり、OS、ミドルウェア、ライブラリまで含めた幅広いシステムの脆弱性に対し、検知から情報収集、対応判断、タスク管理、パッチ適用といった脆弱性管理の一元化と徹底的な自動化を可能にしたソリューションです。製品サイトはこちらです。

フューチャーは今後も先端的な研究と情報発信を通じて、あらゆる組織のセキュリティレベル向上に貢献するとしています。


ソース元: フューチャー、脆弱性管理分野のトップカンファレンス「Vulncon2026」に登壇

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