セキュリティニュース

青山メイン企画 ランサムウェア攻撃でファイル暗号化 外部流出のおそれも


マンション管理・賃貸管理を手がける株式会社青山メイン企画(東京都)は16日、同社サーバーおよび接続パソコンが第三者によるランサムウェア攻撃を受け、個人データを含むファイルが暗号化され閲覧不能となったと発表した。外部へ持ち出されたおそれがあるという。1月12日にファイルの暗号化を確認し、同日サーバー等を停止してネットワークケーブルを抜線した。現時点で確実に漏れた個人情報は確認されていないが、専門業者によるログ解析を実施中で、侵入経路は特定できていない。同社は個人情報保護委員会、日本情報システムユーザー協会、関係各省庁に報告している。

ランサムウェア被害に伴う個人情報のき損及び漏えいのおそれに関するお知らせ(株式会社青山メイン企画、2026年1月16日)より引用

【3行要約】

何が起きた:青山メイン企画がランサムウェア攻撃を受け、個人データを含むファイルが暗号化。外部流出のおそれ

影響:復旧期間は不明。一部業務で遅延のおそれ。すべての顧客への個別アクセスができない状況

対応:サーバー停止、ネットワーク遮断。専門業者によるログ解析実施中。当局に報告済み

わかっていること・わかっていないこと

✓ わかっていること

  • 1月12日にファイルの暗号化を確認
  • 個人データを含むファイルが暗号化され閲覧不能
  • 外部へ持ち出されたおそれがある
  • データ公開の示唆や金品要求、オンラインミーティングへの勧誘が記載された英文テキストが配置されていた
  • 同日にサーバー等を停止、ネットワークケーブルを抜線
  • 専門業者によるログ解析を実施中
  • 個人情報保護委員会、日本情報システムユーザー協会、関係各省庁に報告
  • 現時点で確実に漏れた個人情報は確認されていない

? わかっていないこと

  • 侵入経路
  • 攻撃者の特定
  • 外部流出の有無(おそれがあるが未確定)
  • 流出した可能性のある個人情報の件数・範囲
  • 復旧に要する期間
  • 攻撃発生時期(暗号化確認は1月12日だが、侵入時期は不明)

1月12日にファイル暗号化を確認 即座にサーバー停止

青山メイン企画によると、1月12日、同社のサーバーおよび接続されているパソコン(以下「サーバー等」)のファイルが暗号化され、閲覧不能となっていることを確認した。サーバー等にはデータ公開の示唆や金品を要求するようなオンラインミーティングへの勧誘が記載された内容の英文テキストが配置されていたという。

同社は同日、サーバー等を停止し、パソコンに接続していたネットワークケーブルも抜線して、状況の拡大防止を図った。

個人データ含むファイルが暗号化 外部流出のおそれ

暗号化されたファイルには、同社が保有する個人データが含まれていた。また、これらのファイルが外部へ持ち出されたおそれがあるという。

ただし、同社は現時点までに確実に漏れた個人情報は確認していないとしている。ランサムウェア攻撃では、ファイルの暗号化だけでなく、データの窃取も行われることが多く、同社は外部流出の可能性を否定できない状況だ。

専門業者によるログ解析実施中 侵入経路は未特定

同社は現在、各種専門家を起用の上、社内外のメンバーでチームを組んで対応している。また、専門業者によるログ解析を実施している段階だという。

しかし、ネットワークへの侵入経路等、原因の特定には至っていない。同社は個人情報保護委員会、日本情報システムユーザー協会、関係各省庁に報告している。

復旧期間は不明 一部業務で遅延のおそれ

同社によると、被害状況調査中のため、復旧に要する期間は不明だという。そのため、一部の業務で遅延等が発生するおそれがある。

サーバー等が完全には使用できない状況のため、すべての顧客へ個別にアクセスできない状況だという。同社は事情に変更があった場合、随時ホームページで公表するとしている。

不審なメール・SMSに注意喚起

同社は、同社を装った不審なメールやSMSに注意するよう呼びかけている。また、本件に関する情報の拡散は、被害の拡大のみならず、対象となる方々のプライバシーを侵害し、生活や事業活動に深刻な影響を及ぼす可能性があり、犯罪行為を助長するおそれもあるとして、SNS等を通じた情報の拡散を控えるよう協力を求めている。

マンション管理・賃貸管理を手がける不動産管理会社

青山メイン企画は、マンション管理組合の運営サポート、会計業務、遠隔監視業務、長期修繕工事計画、管理員業務などのマンション管理事業と、投資用マンションの賃貸管理サービス、プロパティマネジメント業務などの賃貸管理事業を展開している。また、大規模修繕工事サポートなどのメンテナンス事業も手がけている。

タイムライン

日付 出来事
時期不明 第三者がネットワークに侵入(侵入経路は未特定)
2026年1月12日 サーバー等のファイルが暗号化され閲覧不能となっていることを確認。データ公開の示唆や金品要求の英文テキストを発見
2026年1月12日(同日) サーバー等を停止、ネットワークケーブルを抜線して拡大防止措置
2026年1月12日以降 専門家・専門業者によるログ解析開始。個人情報保護委員会、日本情報システムユーザー協会、関係各省庁に報告
2026年1月16日 公式サイトで被害を公表
現在 被害状況調査中。侵入経路は未特定。復旧期間は不明

関連記事

著者紹介:CCSIセキュリティメディア編集部

CCSIセキュリティメディア編集部 サイバーセキュリティメディア、CCSI編集部です。



カテゴリ:
タグ:,