企業動向

日立ソリューションズ、「秘文」にAI適用でM365情報漏洩を抑止か


株式会社日立ソリューションズは、情報漏洩対策ソリューション「秘文 Device Control」の最新版を1月16日より提供開始しました。同製品はAIを適用し、Microsoft 365環境におけるOutlookのメール誤送信やTeamsのチャット誤投稿といったヒューマンエラーに起因する情報漏洩リスクを未然に防ぎます。これにより、従来の物理デバイスに加えてクラウド環境でのセキュリティ対策を強化するとしています。

AIによるメール・チャットの誤送信防止機能

同社の説明によると、新機能は以下の二つの特長を持ちます。

1. Microsoft Outlookでのメール整合性チェック

Outlookでメールを送信する際、AIがメール本文の宛名、添付ファイル内の宛名、そして宛先のメールアドレスとの整合性を自動で判定します。誤送信のリスクが高いと判断された場合、システムは警告を表示し、送信者に再確認を促すことで情報漏洩を未然に防ぐとしています。これにより、上長によるメール内容のチェック負担が軽減されるとのことです。判定対象は、社外向けで添付ファイル付きのメールに限定するなど、柔軟な設定が可能とされています。

2. Microsoft Teamsでの社外共有時の警告

Microsoft Teamsにおいて、社外関係者が含まれるチャットやチームにユーザーがファイルを投稿した場合、投稿内容は一時的に削除され、警告メッセージが表示されます。このメッセージには、投稿に含まれていたファイルやファイルへのリンクが一覧で表示され、ユーザーに再確認を促します。これにより、意図しない社外への情報流出を防ぐ効果が期待されます。

リモートワーク時代の新たなセキュリティ課題に対応

近年、リモートワークやクラウドサービスの普及が急速に進み、企業の情報管理環境は大きく変化しています。従来のPCやUSBメモリといった物理デバイスからの情報持ち出しリスクに加え、クラウド経由でのメールやチャット、ファイル共有といったデータ授受の場面における誤送信や意図しない情報流出のリスクが増加傾向にあります。特に、企業間の情報共有に広く利用されるMicrosoft 365では、従業員のヒューマンエラーに起因する情報漏洩が新たな課題として認識されています。

日立ソリューションズは、30年以上にわたり「秘文」を提供し、幅広い業種の情報漏洩対策を支援してきました。同社は、今回のAI適用により、Microsoft 365環境での情報漏洩を未然に防ぐ機能を開発し、セキュリティ対策の対応範囲を拡大したとしています。なお、本機能は同社内でも利用されているとのことです。

提供開始日と今後の展望

「秘文 Device Control」のオンプレミス版は1月16日より提供を開始しています。クラウドサービス版である「秘文 Endpoint Protection Service」の一部機能については、2026年1月末からの提供が予定されています。

日立ソリューションズは、今後も情報漏洩対策と安全なデータ活用を支援していく方針です。「DX by AX toward SX」をコンセプトに掲げ、AIの活用を通じたデジタルトランスフォーメーション(DX)を基盤に変革を推進し、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献するとしています。

関連情報

情報漏洩防止ソリューション「秘文」に関する詳細や無償トライアルの申し込みについては、以下のウェブサイトを参照できます。

また、Microsoft 365利用時の情報漏洩リスクに関するウェブセミナーも開催されます。

  • 生成AI時代!Microsoft 365利用時の情報漏洩リスクを徹底解剖 ~過剰共有を防ぎ利便性と安全性を両立する方法とは~

日立ソリューションズについて

日立ソリューションズは、顧客との協創を基盤に、最先端のデジタル技術を用いたソリューションを提供し、デジタルトランスフォーメーションを実現しています。欧米、東南アジア、インドの各拠点と連携し、グローバルな課題解決に取り組んでいます。同社の「DX by AX toward SX」の取り組みでは、AIや生成AI、AIエージェントを活用し、従業員全員が高い付加価値を創出することを目指しているとのことです。


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