企業動向

マクニカ、Genetecの統合型フィジカルセキュリティプラットフォーム取り扱い開始 – 異常検知AI連携で高度化へ


株式会社マクニカは、カナダのGenetec Inc.とのリセラー契約締結を発表しました。これにより、セキュリティシステムの運用を統合管理できる「Genetec Security Center」の国内提供を開始し、同社の異常検知AIや顔認証ソリューションと連携することで、フィジカルセキュリティの高度化を支援するとしています。

マクニカ、Genetecの統合型フィジカルセキュリティプラットフォーム取り扱い開始

株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市)は、2026年3月17日、カナダのGenetec Inc.とリセラー契約を締結し、セキュリティシステムの運用を統合管理できる「Genetec Security Center」の取り扱いを開始したと発表しました。この新たな取り組みにより、マクニカが提供する異常検知AIや顔認証ソリューションを同プラットフォームに連携させ、高度なフィジカルセキュリティ運用を早期に実現するとしています。

GenetecとMACNICAのロゴ

フィジカルセキュリティを取り巻く環境変化と企業リスク

近年、フィジカルセキュリティは欧米市場において、サイバーセキュリティと同様に企業のリスクマネジメントやIT戦略の一部として位置づけられています。複数のシステムや拠点を横断して統合的に管理・運用するプラットフォーム型のアプローチが主流となりつつある状況です。

一方、日本国内では工場や重要インフラ、公共施設を中心に導入が進むものの、用途や設備単体での導入・運用が主とされてきました。そのため、企業全体のリスクマネジメントやITガバナンスと一体での設計・運用は十分に浸透しておらず、拠点の分散化や人手不足、災害・事故発生時の迅速な状況把握といった課題に対し、十分な可視性や即応性を確保しきれていないケースが散見されます。こうした背景から、フィジカルセキュリティにおいても、サイバーセキュリティと同様にネットワークやIT基盤と一体化し、複数拠点・複数システムを横断して状況を一元的に把握・管理できる拡張性の高い統合プラットフォームが求められています。

統合型フィジカルセキュリティプラットフォーム「Genetec Security Center」

Genetecが提供する「Genetec Security Center」は、入退室管理、ビデオ監視、自動ナンバープレート識別、通信機能などの個別セキュリティシステムとの運用を統合管理できるセキュリティプラットフォームです。同プラットフォームは、イベント監視ツールにとどまらず、データの統合、セキュリティポリシーの管理、重要事項への対応、調査業務の支援までを包括的にサポートすることが可能です。

オープンでスケーラブルな構成が特長であり、既存の設備・ITシステムを活かしながら、段階的な機能追加や将来の拠点拡張に柔軟に対応できるとしています。さらに、サイバーセキュリティとプライバシー保護を前提とした設計のため、企業全体のガバナンスとリスクマネジメントを支えるIT基盤として機能します。

異常検知AIや顔認証との連携によるフィジカルセキュリティ高度化

マクニカが国内で多数の導入実績を持つ異常検知AIや顔認証ソリューションと「Genetec Security Center」を連携させることで、既存の監視・警備システムを活用しながら、導入初期段階から高度なフィジカルセキュリティ運用を実現できるとしています。これにより、以下のメリットを早期に実現し、運用負荷の軽減とセキュリティレベルの両立を支援します。

  • ユーザーインタフェースの共通化による現場運用の効率化

  • 映像・行動データとセキュリティポリシーに基づく的確な意思決定

  • インシデントの早期検知と対応の迅速化

統合フィジカルセキュリティ基盤 Genetec Security Centerの機能図

マクニカのソリューションポートフォリオを活かしたフィジカルセキュリティの進化

マクニカは今後、「Genetec Security Center」を軸に、半導体事業におけるハードウェアの知見や、AI、CPS(Cyber Physical Systems)などの先進的なソリューションを組み合わせることで、企業のリスクマネジメントを支えるフィジカルセキュリティソリューションの拡充に取り組む方針です。

また、同プラットフォームがネットワークを介してクラウドサービスや各種システムと接続することを見据え、機密性の高いデータを外部の攻撃から守る対策を含めた、フィジカル・サイバー領域を横断する一体的なソリューション提供についても検討を進めていくとしています。マクニカは、こうした段階的な高度化を通じて、サイバーとフィジカルの両面から企業のリスクマネジメント強化に貢献するとともに、安全・安心な社会の実現に寄与していく考えです。

*フィジカルセキュリティとは、人・施設・設備・情報などの資産を、不正な物理的アクセス、損傷、破壊、妨害、および自然災害や人為的脅威から保護するための対策を指します。

製品に関する詳細

Genetec Inc.について

Genetecは、1997年にカナダ・モントリオールで設立された、統合フィジカルセキュリティ分野のグローバルテクノロジー企業です。オープンアーキテクチャーを特長とする統合セキュリティプラットフォームを提供し、ビデオ監視、入退室管理、自動ナンバープレート認識(ALPR)などの機能を、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境で実現しています。Genetecのソリューションは、世界159か国以上、42,000を超える顧客に導入されており、公共機関、企業、交通、インフラなど幅広い分野で活用されています。

株式会社マクニカについて

マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国・地域91拠点で事業を展開し、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。

ソース元

プレスリリース: マクニカ、セキュリティシステムとの運用を統合管理できる「Genetec」の取り扱い開始
URL: https://www.atpress.ne.jp/news/581210

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著者紹介:press

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